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大事なことは人を愛すること
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大事なことは人を愛すること

大事なことは人を愛すること

2023/11/14・bytells-market®︎tells-market®︎

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コロリドーは世界初のアレルギー対応した遊べるクッキー生地。
色とりどりのクッキー生地を使い粘土のように形を作り遊び、焼いて食べることができる。

コロリドーの想いは「コミュニケーションツール」。

コロリドーを通し、親と子ども。それだけでなく、おじいちゃんおばあちゃん、カップル同士や職場での上司と部下。人の垣根を越えてコロリドーでクッキーを作ることを通してコミュニケーションをしてほしい。

そんなコロリドーを開発したのは4児の母の竹内ひとみさん。
実際に母だからわかる目線で「安心」「楽しい」「簡単」を条件に2年にも渡る試行錯誤を重ね完成させた。

竹内さんは「コロリドーで人生を取り戻すことができた」と語る。

バリバリの会社員時代から、子育て、シリコンバレーでのシェアハウス事業、波瀾万丈な人生経験を経て、その想いがコロリドーに詰まっていた。

会話が弾む魔法のクッキー、コロリドーを開発した竹内さんの想いとストーリーを聞いた。




「4人兄弟の長女として生まれ」


4人兄弟の長女として生まれた竹内さん。
下の子達とも年齢が離れていたため、小さい子達の面倒を見たり、料理を作ったりなど、家の家事をする事に自然と慣れしたんでいた。

高校、短大を卒業し、その後はソフトウェアの営業職に就く。
2000年代、ドットコムバブルの影響もあり、朝から晩まで仕事詰めの日々を過ごした。
営業として人に喜んでもらえることにやり甲斐も感じていたが、疲労困憊であったのも事実だった。


そんな営業職も結婚を期に退職。
第1子が生まれ、夫からも家の事に専念してほしいと、家で子育てや家事育児をする。
しかし、今まで、バリバリ働いていた竹内さんには、家の中で過ごすことが籠に閉じ込められたように窮屈に感じる。

私は何者なんだろう?

家で育児だけをしている自分は、アイデンティティが欠けてしまうような不安や恐れが込み上げてくる。

その後4人の子どもにも恵まれ、子育ての傍らで料理の資格を取得したり、料理のコンテストに応募し、優勝したり、料理教室の先生などの仕事をした。

また子育てをしながらも、起業家だった夫の仕事も手伝った。しかし仕事は順調ではなく、お金の問題も増え、ギクシャクすることも多くなった。

そして、40歳の時に「離婚」の文字がよぎってくる。



「子育てはブランク?!」



この子どもたち4人は私が守らなければいけない。

子供を4人抱えて自分が稼いでいこうと転職活動を始めた。しかし、竹内さんの転職には大きな壁があった。求人を募集している仕事のほとんどが35歳までだった。

4人の子育てを経て人間的に成長したし、多くの事を学びもあった。今の方が人間としての力はついているから、昔よりも営業などの力はついているはずなのに、履歴書に「子育て」はブランクにしかならない。

「子育てがブランクになる社会」をなんとか変えたい。
起業などをして、少しでも社会的発言力を持ちたいと竹内さんは感じるようになった。

社会の壁とぶつかっている時に、夫の夢であったシリコンバレーのビジネスに出資者も現れたてくれた。海外で暮らしてみたいという昔からの憧れもあり、夫婦関係を再び見直して、家族みんなでアメリカに移住を決意する。




「アメリカでのシェアハウス運営」



家族の誰も英語ができるわけでもなく、一人段ボール2個分の荷物を持って、シリコンバレーに渡った。竹内さんたちにとって、高騰するシリコンバレーでの生活費を賄う食い扶持が必要だった。また、世界中から集まるスタートアップとのネットワークを構築するために、竹内さんたちはシェアハウス運営をすぐにスタートする。

料理の資格を持っていた竹内さん。

宿泊だけが主流のシェアハウスが多い中で、竹内さんは20人前の料理を3食振る舞うようにした。

シリコンバレーには多種多様な宗教、体質の方が泊まりに来るので、アレルギーや、ビーガンなどにも対応できるようにした。

人が好きな竹内さん。
料理を作って、お客さんに喜んでもらえることが何よりも嬉しかった。

シェアハウス事業はやり甲斐がある反面、シリコンバレーでの生活費は思っていた以上に高く、毎月ギリギリの生活が続いた。

何かこの環境を脱却しないと、自分も元々の夢であった起業への想いを募らせる。

シェアハウス事業をしながらも起業のアイディアは探し続けていた。

母として子育てを経験し、ママ友などの子育てなどの大変さなどを聞いているうちに、世の中の母親の人たちへ手助けになるような事業を起こせないかなと考えていた。



「アイディアが閃いた」



アメリカで暮らして5年。起業のアイディアは突然降り注ぐ。

きっかけは友達たちの持ち寄りパーティー。他の母親達は買っていくが、買うお金もないので竹内さんはクッキーを作って行った。

すると友人達は「竹内さんの作ったクッキーが美味しい」と喜んでくれ「クッキーを作れるお母さんに憧れる」という言葉もかけてくれる。こんな誰でも作れる簡単なものなのにと竹内さんは拍子抜け。

友人達の中には、クッキーはアレルギーがあるからダメとかの声もあった。その友達のためにアレルギーフリーのクッキーのレシピを探そうとしたら、意外にもアレルギーフリーのクッキーのレシピはほとんどないのだ。




またクッキーに関してはこんな体験もする。
アメリカではクッキー生地は定番商品で売っているのだが、ほとんどがチョコチップクッキーで、子ども達と一緒に作っても、形を作ることを楽しめるわけでなく、焼き上がりは全て丸く広がってしまう。焼き立てを食べれる美味しさはあるけど…子供達と一緒に作れたら面白いのにな、と感じた。

更に色をつけてカラフルにしたり、アレルギーやビーガンなど全ての人が食べられるように配慮した、自由に遊べるクッキー生地はないかと探したら、この世界中のどこにもそんなクッキーは存在しなかった。

もし、私がこのクッキーを作ったら世界初かも??




そしてベジタリアンやヴィーガンのような植物由来で、アレルギーフリーというコンセプトは時流とも合うし、色と味を野菜や果物で付け、健康を意識した商品なら売れる自信もある。

クラウドファンディングで支援を募ると、さまざまな国から支援者が集まり応援メッセージが届いた。ところが、完成した冷凍クッキー生地を送ろうとしてアメリカにはクール便がないことを初めて知った。

保冷剤を入れて送るには重量がかさみ、送料だけで大赤字になってしまうため送付を断念したそうだ。


そこから約2年の試行錯誤を繰り返し、なんとか商品としての可能性が見え始めた。特許を申請し、投資家を本格的に集めるために株式会社へ変更もした。

しかし、キャリアもコネもなく、ワーキングビザすらもない日本人女性に出資する投資家はいなかった。そこで、アメリカ在住の日本人起業家たちに連絡を取り、ノウハウを尋ねたところ、最初は日本で出資を募り、日本で実績を積んでからアメリカで資金調達したことなどを教えてくれたそうだ。

日本の方達にクッキーのプレゼンをすると、出資者が名乗り出てくれ、まずは日本でローンチをし、このクッキーのアイディアの土台を作ろうと日本に帰国した。



「自分の人生を戻すことができた」



coloridohはスペイン語でカラフルを表すcolorido(コロリドー)と、英語のクッキーなどの生地を意味するdough(ドウ)を掛け合わせた造語。

「食」というのは国籍や性別、世代を越えて、全ての人に共通して関心が高い。
そんな食に、コロリドーはさらに遊び心を加え、「FOOD x PLAYFUL」をテーマに活動している。

コロリドーを作る上でこだわったのは簡単、準備がいらない、親が面倒に感じないように。




粉から作るという案もあったが、粉から作るようにすると水を準備する必要がある。そうすると準備だけでなく、後片付けの面倒さも出てくるので、取り組む際の心理的ハードルが高くなってしまう。


他にも「パンや他の料理ではダメだったのか?」とも聞かれるらしいが、包丁を使うとなると、親の負担が大変になる。全て親の目線で労力をいかにかからないようにするかを心掛けた。

実際に4人の子どもを育てた竹内さんだからこそ分かる意見である。




このコロリドーはボーダーを作りたくなかったと語る竹内さん。

子ども達だけでなくて、おじいちゃん、おばあちゃん、世代を越えて誰でも遊んでほしい。

現在でも、コロリドーをコミュニケーションツールとして幼稚園や、会社の福利厚生イベントなどで会社の行事として使っていただいている。

今まで仏頂面の上司だった人が、意外と可愛いものを作ったりなど様々な人の新たな面が発見され新たなコミュニーケーションの一つになっている。


「自分の人生を戻すことができた」


子育てをしてブランクがあり、社会の壁にぶち当たっていた竹内さん。

そんな竹内さんも今では日本でコロリドーの土台ができた今。これからは今年か来年内でのアメリカでのローンチを考えている。

「コロリドーのおかげで自分の人生を取り戻すことができた」と語る。




竹内さんには「人を愛するということ」という一本の軸がある。

バリバリ営業をしていた時代、シェアハウスの運営、そしてコロリドーも相手が喜ぶ顔を想像し、それが竹内さんの生きがいなんだという。


シリコンバレーにはルールは変えられるという判断軸がある。
だから、正しい基準として「そこに愛あるかどうか」を重視したいと竹内さんは言う。
ルールを破ったとしても愛があるならばルールを破ることも正しいことかもしれない。もっと人と人が優しくなれば、世界中の人たちが許容できる範囲を広げられる。

コロリドーを通して、世代、人種を超えて「愛」が通ったコミュニケーションを育んでほしい。




でも、まだまだコロリドーにも課題はあると竹内さんも思っている。
もっとコミュニケーションを取れる工夫も、味に対しても向上させたい。

購入者みんなと一緒によりいいものを作りたいのでコロリドーに対しての批判も大歓迎だと竹内さんは言う。

批判も愛を持った一つのコミュニケーション。

コロリドーを通して愛がこもったコミュニケーションを。