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身体の循環、社会の循環、そして人生の循環
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Learn Stories of Makers



クレイとは何千年〜何億年単位ででき上がってきた地球の粘土鉱物。

クレイにはミネラルが豊富に含まれており、古くからネイティブアメリカンも心身を整えるために大切に受け継いできた。そんなクレイの効能を多くの人に届けたいという思いから入浴剤やボディケア用品などを展開しているCLAYD(クレイド)の羽田賀恵さん。

「温泉を超えた入浴剤CLAYD」として現在は多くの著名人なども愛用する人気のCLAYD。

しかし、CLAYDの背景には、羽田さんの自分を出せないでいた幼少期、アメリカでの価値観の転換、東日本大震災での身体の不調など、人生の点と点が結びついて線になっていった一つの物語があった。

「私たちは、自然の恵みに感謝し循環を取り戻すことを目指しています」

CLAYDは、老廃物を外にだし身体を循環させる、それだけでなく社会も循環させ、そして人生も循環させる。温泉を超えた入浴剤CLAYD、羽田さんの想いとストーリーを聞いた。


「抑圧していた人生」


熱海生まれの羽田さん。物静かで真面目な幼少期を送っていた。

「昭和の価値観で生きていた」と羽田さんは語っていたように、言われたことに関しては実直にこなす。しかし一方、何かを主張する、自ら行動するような事はためらう以前の問題で、自分が前に出ることなど考えることもしなかった。

大学生になってもラクロスに夢中な普通の大学生だった。だが、今思い返すとアルバイトは学生起業家の元でバイトをしていて、心の奥底では「起業する」など自分の力で何かをしてみたい想いがあったのかもしれない。

大学卒業後は、大手の証券会社に勤める。ここまでは世間一般で言う順風満帆な人生を歩んでいた。


「アメリカでの経験」


その後、羽田さんは結婚をし、旦那のニューヨークへの転勤によって、7年間勤めた証券会社を辞めた。そして夫についていくために羽田さんもニューヨークに移った。

今までは予測される日々をこなして生きていけばいいと考えていた羽田さん。
そんな時が止まっていた羽田さんの人生が、アメリカで動き出す。


人種のるつぼと言われるニューヨーク。多様な宗教、人種の人たちが街の中を交錯する。しかし、その異種な存在だとしてもお互いが干渉するのでなく、尊重しあっているように感じた。

異端な行動をとった人にも、軽蔑するのではなく「そう言う人もいるでしょ」と放って置かれる。

幼少から自分の心を出せないでいた羽田さん。
アメリカでの自由な空気は羽田さんの蓋をしていた心に穴を開けてくれた。

失っていた自分を取り戻すかのようにアメリカにいる羽田さんの心は「何かを自分でしたい」と気持ちが昂っていく。


しかし、自由な空に羽ばたいていきたい羽田さんの気持ちとは裏腹に、まだ羽田さんの足には地面と鎖がくっついている。

配偶者ビザでアメリカに渡ったため「仕事をすることができない」など制限が多いのだ。



今までは学生、会社員と自分の存在価値となる所属先があったのが、アメリカで働くことができない自分は所属先を全て取られて存在価値が失われたような気分だ。

「仕事をしていない私に何が価値がある?」「人としての価値ってなんなんだろう?」と自分の心が揺らぎ出してしまうのだ。


しかし、この揺れ動く感情が羽田さんにとっては重要だった。

枯れた葉っぱが強風で落ち、力強い幹だけが残るように、
アメリカでの生活は羽田さんの「社会的な所属意識」を取っ払い、「生身の自分自身」羽田さんの本性を現してくれる。

羽田さんは「自分の好きなことをしたい」という心からの感情に出会うことができた。

今までの予定調和の人生から、自主的に動く人生へと移り変わった。
まずはできる範囲でいい。自分のやりたいことやろう。


自分が深めたかった薬草やオーガニックの知識を学んだり、オーガニック・ローフード料理のレストランでインターン(職場研修)を始めた。

羽田さんは小さい時からアレルギーで苦しんでいた。なので食べるものは最大限、気を使っていたり、化学繊維などを極力使わず、小学生から病院には行かず、自然治癒で直していたのだ。


アメリカに渡って背負っていたものが全て無くなった羽田さん。

「もっと自分の人生を歩みたい」と動けるようになった。

人生も山登りと一緒。

荷物を背負いすぎていたら、好きなように歩けないものだ。

「9・11」


そんな折に2001年9月11日アメリカ同時多発テロの事件が起こる。

ちょうど日本人の友人の旦那さんが世界貿易センターで働いていた。9・11の当日は、たまたまその日だけ子供が玄関まで見送りにいかなかった。

そんな何気ない一日に事件は起きた。

そして、その友人の旦那さんも帰ってくることはなかった。


人の死は生の対岸に存在しているのでなく、生の中に内在している。

死と向き合えたことによって「人生はいつ亡くなってもおかしくない。もっと自分の人生を生きたい」という強い決意みたいなものが芽生えたという。

自分がこの地球に生きてきた証をを何か残しておきたい。


「今やりたいことがあったら、今やらなくてはいけない!」と。今しかそのタイミングは無いんだと、強烈に感じた羽田さん。

だから私は「仕事がしたい」と旦那に伝えた。

しかし、仕事をする、しないという話でのすれ違いから離婚の話になり、羽田さんは日本に帰国する選択をすることになる。

「日本に帰国して」


「自分の人生を生きるんだ」と強く意気込んできた羽田さん。しかし心は正直なものだ。

離婚のショックから1年間の抑鬱状態での寝たきりの生活を強いられていた。心と身体は繋がっているもので、さらに、がんまでも発症してしまう。

荒波に翻弄されるような状況に陥っていったが、そんな羽田さんの助け舟は自然療法の“ホメオパシー”だった。

ホメオパシーを始めてから、体の不調の不眠がなくなり、自然と心、そして身体もよくなっていく。ホメオパシーの効能を肌で感じた羽田さんはホメオパシーの学校に通うようになり、ようやく社会復帰する。


そして、とあるオーガニックの交流会で意気投合したアメリカ人姉妹と2010年からローフード(非加熱処理)のチョコレートを日本で販売していたが、アメリカ人だけでは日本で難しく、彼女たちの力を補う形で、一緒にローチョコレートを販売する。


「自分で何か始めたい」という念願がようやく達成できた。

しかし、羽田さんの初めての挑戦に神様は笑ってくれない。

値段設定など全くわからず、チョコレートは売れても、全く利益にならなかった。

しかし、初めての自分での挑戦。課題はあったにせよ、自分で自分の人生を歩んでいる感じは充足感が込み上げて来る。

挑戦してきたからこそ、今思うと間違えていたことも含め、多くの学びがあった。そして今後の展開に期待していた矢先…2011年3月11日「東日本大震災」が起こってしまう。

「3・11の地震によって」


東京にいた羽田さんは、地震での倒壊などの被害はなかった。
しかし化学物質過敏症であった羽田さんは放射能の成分によって鼻血が止まらないなどの被害があったのだ。

チョコレートのパートナーだったアメリカ人の姉妹も帰国することになってしまう。


放射能での影響を心配してくれたアメリカ時代の自然療法の師匠がメールをくれた。

「クレイは放射性物質を吸着するからすぐに入手しろ。大学の論文もたくさん出ているから調べろ」と。

師匠の言う通りクレイを入浴剤として使ってみると、体に入ってきてしまった毒素が一気に放出されて身体が見違えるようによくなっていく。

身体の内側から綺麗になって、新たな身体に生まれ変わってくれるのが分かるよう。
鼻血などの症状も収まり、肌の調子の良さや、睡眠の質も改善されている。

このクレイの効能を多くの人に知らせ、自分と同じように放射能で困っている人のためにと「体から毒素をどんどん排出するデトックスセミナー」を開く。

すると、そのセミナーの参加者たちからも、クレイのデトックス効果は好評で、その品質の良さからどんどん人を呼んでくる。


「幸せは循環させる」


アメリカ西海岸の砂漠地帯の地下深く、数万年前から眠っていた、ミネラル豊富なクレイ。

​​大自然の循環の力に勝るものはないと言う答えにたどりついた羽田さんは、今こそクレイを伝えていくことが私の使命だと、全力でセミナーを続けた。

そしてもっと多くの人に届ける価値があるものだと『CLAYD(クレイド)』の商品として販売するようにした。


体と環境と社会の、本当の「めぐり」の気持ちよさと出会ってほしい。
そのために、まずは「不要なものを手放すこと」。「科学も追いつかない凄いサイエンスが大自然の中にも、わたしたちの体の中に、既にある」ことに気づいてもらいたい。

しかしクレイドには効能以上に深い想いが込められている。

このCLAYDのパッケージデザインは300種類もある。
4つの角の切り込みに、一枚一枚手ではめ込んでおり、小さな穴に麻ひもを通して結ぶのももちろん人の手だ。


これは大量生産大量消費の時代に置いて、背景に人間がいることを大事にしたいとの想いだ。

機械でパッケージを生産してしまったほうが効率がいい。でも、この手作りのこだわりは絶対に死守したいと語る羽田さん。

あまりに機械的で、追いかけられるみたいなこの世界。CLAYDは、逆の方向にネジを緩めたい。


羽田さんの想いの中には9・11の同時多発テロ。3・11の東日本大震災。また自分自身もうつ病と癌にかかるなど、人生の節目節目に人の「死」と向き合ってきた経験がある。


羽田さんにとっては「長く生きること」が人生の目的ではなく、「明日、死んでも後悔ないように」今ある命を使いたい。

個の利益を追求したら世の中は循環しない。仮にたくさん得たとしても明日、死んでしまえば終わりだ。
でも作った商品に込めた想いがあるならば、たとえ明日、羽田さんが死ぬことがあったとしても、この地球にはCLAYDに込められた羽田さんの想いは残り、巡り続けてくれる。

この地球に残るものは、お金ではなく人の想いだ。

「関わる全ての人を幸せに」


CLAYDのクレイを袋に詰める作業や、パッケージや箱の組み立て作業等の一部は、岐阜と名古屋を拠点としている就労支援事業所の「チェリッシュ企画・森の生活」さんにお願いしている

羽田さん自身、この就労支援事業所に行くと、働いている人たちが活き活きとしていて、毎回羽田さん自身が心が洗われる気持ちになるそう。

子達には不器用なところもある。だけれども彼らの一人一人の特性を見極めて、得意な仕事を見つけてもらうと、彼らも喜びを感じ生き生きとしているのだ。


(畑仕事に対して、CLAYDの仕事の事は「内職」と呼ぶそう)


この就労支援事業所の社長の石川さんは「彼らがあんな風に笑うのを見ることが、本当に幸せでたまらない。だから、どんどんこの仕事を広げたいと思っている」と。

羽田さんはその言葉に涙が止まらなくなり、CLAYDをもっと広め、一緒に幸せになっていこうと決意をしたそう。

羽田さんのマーケティングのモットーは、関わった人全員が幸せになることだ。

CLAYDを使うことで、体内の循環をよくするだけでなく、社会も循環させている。

「人生も循環させる」


人生を生きていくと、良いことばかりが続くわけではない。振り返ると過去に思い返したくない悪い出来事もあるものだ。

羽田さんの人生にも「9・11の同時多発テロ」や「東日本大震災」「自身の病気」など苦虫を噛み潰したくなるような経験がある。

でも、CLAYDと出会うまでの羽田さんの人生の道筋をみてみると、過去の苦い経験があったから今の羽田さんに辿り着いたことが分かるような感じがする。

話を聞いていて、CLAYDが人生の中に溜まっていた暗い過去を一気に放出させて、過去から現在までの人生までもが循環して、一つの綺麗な物語にしてくれている感じがした。


今後やりたい事を聞いたら、羽田さんは「まだやりたいことはある」と話してくれた。
その中で、CLAYD関連で「食」についてもまたトライしてみたいと語っていた。

羽田さんの人生で一度チョコレートの事業はうまくいかなかった経験があった。
しかし過去に打った点と言うのは、未来の中でもう一度点を打ち、点と点とが結び線となる。

CLAYDがまた一つ羽田さんの過去を綺麗にして、人生を循環させてくれるのかもしれない。

CLAYDは自然の恵みに感謝し、体内、社会、そして人生の循環を取り戻す。