ホーム
記事一覧
独VW、新疆ウイグルの工場売却へ:強制労働めぐる批判で
独VW、新疆ウイグルの工場売却へ:強制労働めぐる批判で

独VW、新疆ウイグルの工場売却へ:強制労働めぐる批判で

2024/11/28・by北村(宮子)佳代子(オルタナ副編集長)北村(宮子)佳代子(オルタナ副編集長)

記事のポイント


  1. 独VW社が中国・新疆ウイグル自治区の工場を手放した
  2. 同社は、同地区でウイグル人を強制労働させているとの批判を受けていた
  3. 独VW社は「経済的な理由から」だと説明する

独フォルクスワーゲン(VW)社は11月27日、同社が中国・上海汽車(SAIC)との合弁で運営してきた新疆ウイグル自治区の工場の売却を発表した。同社は「経済的な理由から」だと説明するが、同地区ではウイグル人の強制労働などの人権問題を指摘されていた。(オルタナ副編集長=北村佳代子)


独VW社は新疆ウイグル自治区からの事業撤退を発表した

独VW社は、新疆ウイグル自治区のウルムチ市の工場のほか、同自治区トルファン市と上海の安亭(アンティン)にある自動車テストコースも売却する。売却先は、国有企業の上海臨港経済発展集団の子会社・上海汽車車両検査認証(SMVIC)だ。