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生ジョッキ缶の開発者が挑む、使い捨てプラを「資源」に
生ジョッキ缶の開発者が挑む、使い捨てプラを「資源」に

生ジョッキ缶の開発者が挑む、使い捨てプラを「資源」に

2024/07/09・by池田 真隆 (オルタナS編集長)池田 真隆 (オルタナS編集長)

記事のポイント


  1. 生ジョッキ缶の開発者がプラスチック製品の循環利用に挑む
  2. 広島県と組んで宿泊施設の廃棄プラスチック製品を歯ブラシに
  3. ビジネスモデルとして回収しやすいデザインを追求する


資源循環に取り組むアサヒユウアス(東京・墨田)は7月8日、使用済みプラスチック製品を回収し、新たなプラスチック製品を開発するプラットフォームを立ち上げた。広島県内の宿泊施設と組み、歯ブラシの水平リサイクルに挑む。仕掛け人は、大ヒット商品「生ジョッキ缶」の開発者だ。(オルタナ副編集長=池田 真隆)


子どもの誕生を機に働き方を「ソーシャルグッド」へ


アサヒユウアスはアサヒグループが2022年1月に立ち上げた会社だ。同グループのリソースを生かして、企業やNPOと共創して社会課題の解決に取り組む。社名の「ユウアス」は「ユー」と「アス」を掛け合わせた。


実はこの会社はトップダウンではなく、ボトムアップでできた。社内で新会社を立ち上げるべく動いたのが、ミレニアル世代の中堅技術者・古原徹氏だ。


古原氏は、「アサヒスーパードライ 生ジョッキ缶」の生みの親で、グッドデザイン賞を受賞した「六条麦茶 江戸切子デザインボトル」のデザインも手掛けた技術者だ。


古原氏は「買い方を変える売り方を提供したい」と語る