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個人マネーの3%を経済の現場へ、経済成長5%超も
個人マネーの3%を経済の現場へ、経済成長5%超も

個人マネーの3%を経済の現場へ、経済成長5%超も

2024/09/12・by澤上 篤人(さわかみホールディングス社長)澤上 篤人(さわかみホールディングス社長)

記事のポイント


  1. 日本のGDPはドイツに抜かれ世界第4位となり、「諦め気分」が蔓延している
  2. しかし日本には個人の預貯金が1012兆円あり、これは世界最大の眠れる資源だ
  3. その3%である30兆円が循環すれば、新しい産業を創出することも可能だ


日本経済は衰退期に入ったのだろうか。実際、ドイツに追い越されて世界第4位の経済大国に成り下がったりと、そう思い込みたくなるような事象が相次いだりしている。それで、「諦め気分」が国民の間で蔓延しているようだ。(さわかみホールディングス社長=澤上 篤人)


確かに、人口は急激に減少していっており、その分だけ経済規模が縮小していくのは避けられない。若い人の間で海外勤務を嫌がるなど、国民全体の活力は下がっているともいわれている。