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IGESが1.5℃ロードマップ、5つの変化と20の重点領域示す
IGESが1.5℃ロードマップ、5つの変化と20の重点領域示す

IGESが1.5℃ロードマップ、5つの変化と20の重点領域示す

2024/04/19・by池田 真隆 (オルタナS編集長)池田 真隆 (オルタナS編集長)

記事のポイント


  1. IGESは企業向けに脱炭素経営の指針となる「1.5℃ロードマップ」を公表した
  2. 脱炭素化に向かう中で起きる社会経済の「変化」と「事業機会」を示した
  3. 具体的な移行戦略が求められる中、企業にとって参考になる資料だ


公益財団法人地球環境戦略研究機関(IGES)はこのほど、企業向けに脱炭素経営の指針となる「1.5℃ロードマップ」を公表した。世界が脱炭素化に向かう中で起きる社会経済の変化と事業機会を「5つの変化」と「20の好機」としてまとめた。カーボンニュートラルを宣言するだけでなく、具体的な移行戦略が求められる中、参考になる資料だ。(オルタナ副編集長=池田真隆)


IGESが策定したロードマップは、「1.5℃ロードマップ-脱炭素でチャンスをつかむ。未来をつくる。」。約170ページに及ぶ報告書だ。IGESの公式サイトで無料で公開した。


国連のアントニオ・グテーレス・事務総長が、「地球沸騰の時代が来た」と指摘したように、気候危機が顕在化する。こうした社会において、企業には、パリ協定で定めた「1.5℃目標」と整合した移行戦略を描くことが求められている。


企業は自社にとってのビジネス上の機会を特定できる
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