キリン、ワイン造りで「ネイチャーポジティブ」実現へ

記事のポイント
- キリンはワイン用のぶどう畑を通して生物多様性保全に取り組む
- 垣根栽培・草生栽培で希少種を含む生態系の回復に寄与する
- 同社は1990年代から自然資本への対応に取り組んできた
キリンは遊休荒廃地をワインのぶどう畑にすることで生態系保全に取り組む。同社の事業は水や農産物に依存しており、1990年代から自然資本への対応を行ってきた。遊休荒廃地でのワイン造りはその一環で、ぶどう畑にすることで多数の希少種も見つかった。(オルタナ総研=坂本 雛梨)
同社はぶどう、茶葉、大麦など自然の恵みである農作物を原材料として、幅広い飲料製品を展開する。そのため、依存する自然資源への対応は1990年代から行ってきた。