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キリンが調達先17社と模索、スコープ3削減の「仕組み化」
キリンが調達先17社と模索、スコープ3削減の「仕組み化」

キリンが調達先17社と模索、スコープ3削減の「仕組み化」

2024/05/10・by池田 真隆 (オルタナS編集長)池田 真隆 (オルタナS編集長)

記事のポイント


  1. キリンはスコープ3領域のGHG排出量の削減に本格的に取り組む
  2. サプライヤーなどの排出量であるスコープ3の削減施策の確立は難しい
  3. GHG排出量の多い調達先17社と協働し、削減につながる仕組みを見出す


キリンホールディングスはスコープ3(供給網)領域の温室効果ガス(GHG)排出量の削減に向け、本格的に取り組む。スコープ3は自社ではなく、サプライヤーなどのGHG排出量なので、効果的な削減施策を確立した企業は少ない。GHG排出量の多い調達先17社と協働し、削減につながる仕組みを見出す狙いだ。(オルタナ副編集長=池田 真隆)


キリンは4月から、「キリンサプライチェーン環境プログラム」を始めた。GHG排出量が多い一次サプライヤーに呼び掛けた結果、17社が参加した。


同社はこれらのサプライヤーに、「GHGの実排出量データの相互開示」「SBT水準のGHG排出量削減目標設定依頼・支援」「GHG排出量削減に向けた協働取り組み」を推進する。