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英国、石炭火力発電から離脱へ: 産業革命から250年ぶり
英国、石炭火力発電から離脱へ: 産業革命から250年ぶり

英国、石炭火力発電から離脱へ: 産業革命から250年ぶり

2024/09/06・by北村(宮子)佳代子(オルタナ副編集長)北村(宮子)佳代子(オルタナ副編集長)

記事のポイント


  1. 産業革命発祥の地・英国が2024年9月末に最後の石炭火力発電所を閉鎖する
  2. 「脱石炭」は、英国が掲げる2030年までの脱炭素化に向けた大きな一歩だ
  3. 「ワットの蒸気機関」から250年、英国のエネルギー政策は歴史的転換点を迎える


英国が、2024年9月末に同国最後の石炭火力発電所を閉鎖する。2030年までに電力の脱炭素化を掲げる同国にとって、この「脱石炭」は重要な一歩となる。1776年にジェームス・ワットが蒸気機関を実用化し、後の産業革命へと導いてから約250年余り。産業革命の先駆けが自ら石炭に終止符を打つことで、世界のエネルギー政策に大きな影響を与えよう。(オルタナ副編集長=北村佳代子)


イギリス最後の石炭火力発電所「ラトクリフ・オン・ソア発電所」は今月末閉鎖される
(C) Alan Murray-Rust, CC BY-SA 2.0