サッカーで広がる「アミザーデの輪」、地方からじわり

記事のポイント
- 性別や障がいの有無に関わらず、サッカーで仲間意識を醸成する大会がある
- ポルトガル語で「友情」という意味を持つ「アミザーデサッカー大会」だ
- 20年以上前に岡山県に住む夫妻が始めた取り組みだが、じわり広がっている
年齢や性別、障がいの有無などに関わらず、サッカーを通して仲間意識を醸成する大会がある。その大会の名称は、「アミザーデサッカー大会」。アミザーデはポルトガル語で「友情・仲間」という意味だ。20年以上前に一組の夫妻が始めた取り組みが、じわり広がっている。(オルタナ副編集長=池田 真隆)
「アミザーデサッカー大会」は、基本理念に「全ての人が等しくスポーツを享受すること」を掲げる。健常者、障がい者、老若男女が、サッカーを通して交流する大会だ。
2000年に富山県で第一回大会を開催して以来、今年で24年目を迎える「インクルーシブサッカー」の一大イベントに成長した。
今年9月末には、千葉県花見川区のエスタディオサンフットで、「アミザーデサッカー大会」が開催された。企画したのは、千葉県内で4つのサッカークラブを運営する有限会社サンフット企画の久保巳郎代表だ。