KDDIグループ、2040年にネットゼロへ: 目標を新設した理由

記事のポイント
- KDDIは2040年度を目標達成年とする「ネットゼロ」目標を新設した
- 政府目標は2050年に「実質ゼロ」だが、10年前倒しで実現を目指す
- 意欲的な脱炭素目標を設定し、国際社会からの要請に応える狙いだ
KDDIはこのほど、2040年度までにサプライチェーン全体でCO2排出量を実質ゼロにする「ネットゼロ」目標を新設した。政府目標は2050年に「実質ゼロ」だが、10年前倒しで実現を目指す。パリ協定で掲げた「1.5℃」目標を達成するには、脱炭素化に向けた取り組みの強化が必須だ。意欲的な脱炭素目標を設定し、国際社会からの要請に応える。(オルタナ副編集長=池田 真隆)
KDDIは5月9日、2040年度を目標達成年とするネットゼロ目標を含む4つの脱炭素目標を公表した。同社が消費する電力のうち、2030年度までに追加性のある再生可能エネルギーの比率を50%以上にする目標やデータセンターの使用電力を100%再エネに切り替える目標などだ。