日立製作所がESGデータの収集を効率化、工数3割減も

日立製作所は企業内のESGデータの収集・可視化・分析を効率化する「ESGマネジメントサポートサービス(ESG-MSS)」を提供しています。近年、ESG情報開示をめぐっては任意開示から強制開示への流れが加速しています。企業にはより高度な情報開示が求められていますが、ESG情報は多種多様で、組織や国ごとにデータ形式が異なるなど、担当者の悩みは尽きません。(オルタナ副編集長=池田 真隆)
ESG-MSSの回答で使うのはExcel*1とメールです。担当者のITリテラシーや国ごとのセキュリティポリシーの影響を受けにくく、海外の子会社や取引先からの情報収集も簡単に行えます。
取りまとめの担当者は収集したいデータを、Excel帳票を使って定義することができます。これによって、項目の変更が生じた際にもユーザー自身で帳票を変更することができます。
また、GHG排出量などの環境データや安全衛生・人的資本などのデータを、BI(ビジネスインテリジェンス)ツールにつなげることで、ESGデータの可視化や分析を簡単に行えるようになります。