ホーム
記事一覧
「AI開発」で温室効果ガスが倍増する矛盾
「AI開発」で温室効果ガスが倍増する矛盾

「AI開発」で温室効果ガスが倍増する矛盾

2024/07/09・by吉田 広子(オルタナ副編集長)吉田 広子(オルタナ副編集長)

記事のポイント


  1. 米グーグルのGHG排出量が19年比で48%増加したことが分かった
  2. AIの訓練などで、データセンターの電力消費が増えたことが影響した
  3. 世界でAI開発が加速しているが、環境への影響はどうなるのか


米グーグルがこのほど、環境報告書2024年版を公表し、温室効果ガス(GHG)排出量が19年比で48%増加したことが分かった。生成AI(人工知能)の訓練などで、データセンターの電力消費が増えた。世界でAI開発が加速しているが、環境への影響はどうなるのか。(オルタナ副編集長=吉田広子)


AIの研究開発は1950年代に始まり、1964年に初めて自然言語処理プログラム「イライザ」が誕生した。その後、進展と停滞を繰り返しながら、研究開発が進んだ。