「サステナブルだから」だけでは売れないZ世代の消費行動

記事のポイント
- Z世代は「SDGsネイティブ」と呼ばれ環境意識が高いとされる
- モノの購買において、環境に配慮された商品を選ぶと思われがちだ
- だからと言って、「サステナブル」だけでは売れない難しさもある
1990年中期から2000年代終盤に生まれた世代であるZ世代は「SDGsネイティブ」と呼ばれ環境意識が高いとされる。モノの購買においても、環境に配慮された商品を選ぶと思われがちだ。だが、実際のところは、モノを選ぶ基準は、SDGsだけが理由ではないことがさまざまな調査から明らかになってきた。(伊藤恵=サステナビリティ・プランナー)

■理想は「結果的にサステナブル」
Z世代のSDGsと消費に関する意識調査によると、Z世代の7割以上が環境にやさしい取り組みを実施した経験があると回答した。さらにSDGsに配慮した商品を5割が購入していた。
しかし、サステナブルなことだけが購買動機になるとは限らない。