行政事業の評価、「エビデンスト・ベースト」(EBPM)に

記事のポイント
- 政府行政改革推進本部はこのほど、「秋の行政事業レビュー」を実施した
- このうち政策の目的を明確化したうえで合理的根拠に基づく「EBPM」が注目された
- EBPMの浸透のためにはウェルビーイングや心理的安全性の確保も重要だという
政府行政改革推進本部は11月、秋の行政事業レビューを開いた中で、「EBPM」「リスキリングキャリアアップ支援事業」など7テーマで議論した。「EBPM」は、政策の企画をその場限りのエピソードに頼るのではなく、政策目的を明確化したうえで合理的根拠(エビデンス)に基づくものとすること。有識者からは、EBPM浸透にはウェルビーイングや心理的安全性の確保など職場環境の改善が必須との意見があった。(オルタナ総研フェロー=室井 孝之)