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PFASを振動圧力で分解する新技術、スイス新興企業が開発
PFASを振動圧力で分解する新技術、スイス新興企業が開発

PFASを振動圧力で分解する新技術、スイス新興企業が開発

2024/07/09・by北村(宮子)佳代子(オルタナ副編集長)北村(宮子)佳代子(オルタナ副編集長)

記事のポイント


  1. 有機フッ素化合物「PFAS」が世界的に問題になる中、スイス企業が処理法を開発した
  2. PFASを振動圧力で分解する技術だというが、効果には未知数の部分もある
  3. 米欧各国が規制強を進める中で、PFAS除去の技術開発に熱が入りそうだ


有害性が指摘される有機フッ素化合物「PFAS(ピーファス)」は、国内でも問題視されつつあるが、欧州や米国では先行して規制が強化されている。スイスの新興企業は、PFASを振動圧力で分解する新技術を開発し、圧倒的な省エネルギーと低コストで注目を集める。同社に限らず、規制の強化によって、PFASを除去・分解する技術開発が各国で進みそうだ。(オルタナ副編集長・北村佳代子)


スイス新興のオキシル社のファジャー・ムシュタック共同創業者兼CEO。
チューリッヒ工科大学で環境修復のためのマイクロ・ナノテクノロジーを研究し、
博士号を取得
(c) Daniel Kunz, danielkunzphoto.com, Adliswil, Switzerland