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アジアの広告祭からデジタルとSDGs潮流を読み解く
アジアの広告祭からデジタルとSDGs潮流を読み解く

アジアの広告祭からデジタルとSDGs潮流を読み解く

2024/04/05・by伊藤 恵(サステナビリティ・プランナー)伊藤 恵(サステナビリティ・プランナー)

記事のポイント


  1. アジア最大級の広告祭「アドフェスト」が3月21~23日まで開催された
  2. 今年のテーマは、「Human Intelligence」
  3. 新設されたサステナ部門から広告のトレンドを読み解く


アジア最大級の広告祭、アドフェストが3月21日から23日まで開催された。今年のテーマは「Human Intelligence」である。新設されたSUSTAINABLE LOTUS部門の注目作から、SDGsコミュニケーションの今後を考察していこう。(伊藤恵=サステナビリティ・プランナー)


検索に潜む「アンコンシャス・バイアス」



女子サッカーのクリスティン・シンクレアは、クリスティアーノ・ロナウドよりも多くの国際試合で得点を挙げている。しかし、国際試合で最も多く得点を挙げたサッカー選手を検索すると、クリスティアーノ・ロナウドが表示されてしまう。


このように、多くの女性アスリートが男性を上回る成績を収めているにもかかわらず、人々の無意識の偏見(アンコンシャス・バイアス)によって、事実と異なる検索結果が示されてしまう。


この課題に挑んだのが「CORRECT THE INTERNET」である。偏りがある検索結果が表示される場合、正しい情報が確認できる仕組みになっている。