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沈黙するリスク、「グリーンハッシング」とは
沈黙するリスク、「グリーンハッシング」とは

沈黙するリスク、「グリーンハッシング」とは

2024/10/01・by伊藤 恵(サステナビリティ・プランナー)伊藤 恵(サステナビリティ・プランナー)

記事のポイント


  1. ESG関連の取り組みを公にしないグリーンハッシングを行う企業が増えている
  2. グリーンウォッシュと批判されることやイメージダウンを恐れている
  3. グリーンハッシングの原因とリスクについて考察した


グリーンウォッシュによる批判やイメージダウンを恐れて、自社の取り組みを公にしない「グリーンハッシング」を行う企業が増えている。企業がグリーンハッシングを行う原因とそのリスクについて考察した。(サステナビリティ・プランナー=伊藤 恵)


グリーンハッシングはブランドの毀損につながる

グリーンハッシングとは、「静かにする」という意味の英語「hush」を合わせた言葉だ。企業がグリーンウォッシュに対する批判を回避するために、気候変動や環境への取り組みについて公表を控えることを指す。企業の環境活動に対する世の中の視線が厳しくなってきたことを受けて、グリーンハッシングを選択する企業は増えてきた。