ホーム
記事一覧
シーフードレガシー、海のサステナビリティへの10年の軌跡
シーフードレガシー、海のサステナビリティへの10年の軌跡

シーフードレガシー、海のサステナビリティへの10年の軌跡

2024/09/13・byオルタナ編集部オルタナ編集部

記事のポイント


  1. サステナブルな水産業をめざすアジア最大級のイベントが今年で10回目を迎える
  2. 生態系破壊やIUU漁業、人権侵害など、海をとりまく課題は山積みだ
  3. 主催するシーフードレガシーの花岡社長が10年の軌跡を語った


シーフードレガシーなど4組織は2024年10月8~10日、アジア最大級のサステナブルな水産物のイベント「東京サステナブルシーフード・サミット(TSSS[i])」を開催する。水産業界が抱える課題について、世界中から関係者が集まって議論する。特にIUU(違法・無報告・無規制[ii])漁業は深刻だ。漁労者の人権問題や生態系の破壊に直結している。TSSSが10年目を迎え、水産業のサステナビリティはどう変化したのか、課題の解決には何が必要なのか、シーフードレガシーの花岡和佳男社長に聞いた。(聞き手=オルタナ編集長・森 摂、撮影=廣瀬 真也)


花岡和佳男社長。2015年にシーフードレガシーを立ち上げた
花岡和佳男社長。2015年にシーフードレガシーを立ち上げた

・花岡 和佳男(はなおか わかお)
フロリダ工科大学で海洋環境学・海洋生物学を専攻した後、モルディブとマレーシアで海洋環境の保全に関わる。2007年から国際環境NGO日本支部で、サステナブルシーフード・プロジェクトを推進した。2015年7月に独立し、株式会社シーフードレガシーを創立、CEOに就任。環境持続性および社会的責任が追求された水産物を、日本を中心としたアジア全域で主流化させるためのシステムシフトを牽引している。